裏口にモンブラン

思ったことを無責任に綴るブログです

2月12日 タットリタン

11日が姑の誕生日だったので、一泊して朝は義実家で起床。朝ごはんを頂きながら、今日の夕飯は何にしようかなとぼんやり考える。

昨夜も姑の作った夕飯をご馳走になったけれど、出来上がるまでそわそわとして、様子を見ながら配膳を手伝ったり、慣れない味の料理を食べるのでどっと疲れてしまったというのが本音だった。自分で作るのは疲れるのだけれど、食べたいものを作れるのがとてもストレスフリーだ。

お酢の入ったひきわり納豆を恐る恐る食べながら夕飯に思いを馳せたが、そういえば今日は振り替え休日の月曜日だ。私にはヨシケイがある。家に帰ったら今日の献立の材料が届いているはず。疲れて帰宅してヘトヘトな体に鞭打って買い物に行かなくて良いなんて…なんという幸運!

とはいえ、他所の家に一泊して、姑と子供連れでららぽーとで目的もなくぶらぶらしたので心身ともにグッタリである。家に帰る車中で昼寝を済ませた子供は元気いっぱいで、帰宅してからも横になることすら叶わず……うう、辛い。それでもほんのちょっぴりだけHPを回復させて、夕飯作りに挑む。

本日の献立はタットリタン。韓国料理だ。旦那に今日の夕飯は?と聞かれたのでタットリタンだよ、と答えたら、何それ?と聞かれたが、あまり答える気にはならず何も言わなかった。タッカルビは好きなくせに。「タッ」で気づかないものだろうか。

鶏肉に塩を揉み込むと言う工程は、材料を箱から出した時点で鶏肉がカチコチに凍っていたので省く。鶏肉を無水鍋で挟んで解凍させ、ついでに何時ぞやのヨシケイのもので使わなかった少量の鶏こまも流水で解凍する。タットリタンはコチュジャンを使うので子供向けではない。子供にはカレーを作ることにした。その間に風呂掃除と皿洗いを済ませる。今日は7時から欽ちゃんの仮装大賞があるのでそれまでに子供の風呂を済ませなければならない。

その間にサラダである。棒で叩いて乱切りにしたキュウリを塩とごま油で味付けする。洗い物を増やしたくないのでアイラップに放り込んで揉み揉み揉み。レシピではこれにもやしを加えるのだけど、洗ってレンチン……面倒臭い、却下。脳が疲れているので、とりあえず工数を減らしたい。それにもやしはしなしなにしてサラダに加えるより、味噌汁に入れたり炒めた方が私は好きだ。なので袋に数カ所竹串で穴を開けて冷蔵庫で温存。代わりに君たちいつから冷蔵庫にいるんだい?というレタスの面々を洗って千切って水に浸けておく。さらに冷蔵庫に残っているトマト半分を小さく切って加えればよいではないか。

子供の風呂は私が入れるつもりだったけれど、思いがけなく旦那が乗り気だったので何も言わずに任せる。やった。これで調理時間が十分に確保できる。

これまたいつかのヨシケイのあまりの小玉ねぎを半分薄切りにし、小さなミルクパンにサラダ油を引いて炒める。オリーブオイルと迷ったけど、今日は妙な色気は出さずにサラダ油。鶏こまは十分に解凍されていなかったけど鍋に入れれば段々解けるだろうと塊をボン。タットリタン用のカット野菜から乱切りの人参を二つ拝借。さらに半分に切って、家にあった小さい新じゃがを一個も4等分にして鍋に入れ、水を追加。あとは野菜が柔らかくなったら子供用カレー粉を入れれば良い。ここらでレタスを水切りしておく。

さて、子供が風呂から上がったのでラストスパート。始まってしまった仮装大賞を横目で見つつタットリタンの合わせ調味料を作る。おろしニンニクは手間だけどこれがないとつまらない味になるのでおろす。Youkiのおろし生姜の瓶詰めには感謝。そろそろ無くなるので買い足しておかねば。材料は全てカットした状態なので後は炒めるだけ。ありがてぇー!ヨシケイのカットミールに命を救われた夜だった。

炒めた具材に合わせ調味料を投入して蓋をして煮込む。煮込んでいる間は休憩タイム。子供のおっぱいコールに応えながら仮装大賞を鑑賞。レシピ通り5分経ったところで蓋を開けてみるが、玉ねぎが私が嫌いな半生状態なのでさらに煮込み、火を止めて味を染み込ませる。いい塩梅になって来たところでサツマイモを投入。一分煮込んで出来上がりだ。後はレタスをキュウリの袋に入れてまかで混ぜ、海苔も加えて混ぜて皿に出し、トマトを散らす。トマトふた切れは子供のカレー皿へ。ご飯は冷凍してあったものを解凍。今日もなんとかご飯が出来た。

出来上がったタットリタンを見た旦那の頭には?マークが浮かんでいたけれど、子供だけカレーなのはタットリタンにコチュジャン使ってるからと言ったら「韓国料理か!」と合点がいったようだが、果てしなくどうでもいい。

あまり期待していなかったタットリタンだけど、予想を裏切る美味しさだった。やはり玉ねぎにしっかり火を通したのが良かった。あとサツマイモが美味い。サツマイモとコチュジャンの組み合わせは一番私好みかもしれない。大学芋の上を行く。

スープもとてもいい出汁が出ている。子供もおいしい!といってペロペロ舐めていた。辛くはないらしい。しかしこれなんの出汁だ?なんか入れたっけ?捨てるのは勿体無いので明日何かに再利用したい。昼は麻婆豆腐の予定なので、それに使ってしまおうかな。